BERLIN HANCHIKA nikki

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ベルリンに住んでからのあれこれ。

ベルリンの物乞いについて思うこと 

ベルリンにはBettler(物乞い)がとっても多い。

ドイツの物乞いは本当にお金や食べ物を乞うている、文字通りの物乞い。街に出て、電車で移動30分、乗り換え2回もすれば一日に2-3回は彼らに会うことになる。日本から来るとその存在と彼らのアピール力(後述)に驚くけど、ドイツの他の都市と比較してもベルリンにおけるBettlerの存在感は突出しているきがする。存在感がすごい。

まず、よく会うのが人通りの多いメインストリート。特に銀行やスーパーなど「人が集まるかつ、財布を開く場所」の入口。駅の入り口の観音開きのドアを押さえる人も。

ただ座って、お金を受け皿として紙コップを置くだけの「受け身」のひともいる。他のドイツの都市でもこのようなスタイルは見かけるけども、ここベルリンでは少数派。逆にすごく積極的でどんどんアピールしてくる人が多い。

まずよく見るのが、紙コップを持って様々な通行人に話しかける人。大抵ちょっと話しかけ方が雑なので、あまり成功していなかったり。駅や電車内もBettlerによく遭遇するスポット。電車に乗っていてGuten Tag! と演説を始めるひとびと。みんな様々に工夫を凝らしたり、凝らさなかったりしている。

身体障害のある人も多い。手足の一部に障害がある、切断した人、大きな火傷を負っているように見える人など。地面に座りながら、今にも泣きそうな表情で道行く人に手を合わせているひともいる。

そんな街ベルリンにはビッグイシューのような新聞があって、これをたまに買ったりしている。

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どんな世界、どんなベルリンに我々は住みたいのか?共に考えよう


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『健康とは何か?』

 

もちろんドイツにも公的な支援があるわけで、でもきっと複雑な事情だってある。わたしの決して知り得ないところで。

 

みっともない?公共の場の下着と、ガガ様の新トレンド

ドイツでたまに慣れないことがあって、どうしようもなく悶々とするとき、この概念はこの国には(もしかしたら日本以外には)無いかもしれないという結論に至ることが多々あって。

前々から気づいてたけど、最近暑いから尚更だけど、ブラジャーが見えてる女性が多いこと。ひもがちらっと見えているのは普通で、下着の6割くらいあらわになってる人もちらほらお見かけする。

今週末は暑かったからタンクトップが人気。でもタンクトップから見えないようにするとか、響かない下着を選ぶとか、その類の考え方はもしかしたら、無い。

だんだん悶々としてきた。下着が見えないようにするのは日本のマナー?本人は恥ずかしくない?みんな、何とも思わないのかしら。。。

よくよく考えてみたみると、彼らは直接的に誰にも迷惑を掛けてはいない。そもそも、これは女性だけの問題なのか?私は腰パンしている若い男性を見ても、なんかもやもやするとか、みっともないとか、特に思わない。これもちょっと不平等である。

セレブの世界では、私が敬愛するLady Gagaや新生パリジェンヌであるJanne Damasはフリーニップル主義者で、今やそれ一種のトレンドらしい。ブラ紐が見えるより格段に由々しき問題なはずなのに、彼らの写真のおしゃれさからか、このスタイルもだんだんとオシャレに思えてくるような。

ひとまずの結論としては、私もこの社会では「みっともない」わたしでいることが許されるので、それを謳歌してみるのもアリかな、でもやっぱナシかな。自分が自由でいるためには、他の人の自由も許さなくちゃいけない。MOTTAINAIが結構前にブームになったけど、MITTOMONAIもなかなか日本的な価値観。自分の中に小さな日本があるのを、こうやってたまに発見したり。

 

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Photo by Pablo Heimplatz on Unsplash