Berlinからの報告

キリストが生まれて既に2000年以上が経ったのに私達はまだ小さなことで悩んだり人と比べて落ち込んだり羨んだりしている。私達は歴史の中の小さな点に過ぎないけども、でも確かに存在する。自分を誇れる有意義な点でいたい。

面接1件目を経ていろいろ(内面的な)気づき

先週の火曜日、こちらに来てからはじめて仕事の面接へ行ってきました。

結論から話すと、お互いの要望があまり一致していなかったので、ここで働くことは無さそうです。

ただ、今回面接に行っていい収穫があって、それは自分の考えがもっとクリアになったこと。自分で自分に問いかけても曖昧な答えしか出ないし、周りに流されそうにもなります。でも、嘘がつけない状況で誰かにシンプルに問いかけられると、、自分に対しても嘘がつけないんだなと。ちょっと自分のなかで気持ちの整理ができた気がします。

今回応募したポジションは建築事務所のPR部門のインターン。ドイツでインターンはPraktikumといって、大学生が空き時間で実践的な経験を積むためにすることが多いのですが、学生のみという求人でなければ基本誰でも応募出来ます。また、有給と無給のものがあって、有給の場合は1時間10ユーロ程度の時給で働くことになります。

この仕事に応募してみようと思った理由はまず、私は仕事に2年のブランクがあるかつ、様子をみつつのドイツで初仕事なので、Praktikumは初めてのポジションとしていいんじゃないかと思ったから。そして、PRなら前職での経験をベースにある程度自信を持って仕事ができるかもなと思ったこと、そして建築事務所にしたのは、趣味として建物が好きだからです(笑)

 

今回の面接はオフィスの社長室のコーヒーテーブルにて開催(会議室が使われているかつ社長が偶然居なかったので)。雰囲気としては、3人でコーヒーでも飲みながら私について話す会、という感じ。かなりリラクシングでした(といっても私は超絶緊張していたのですが)。



握手して軽く自己紹介をして「じゃあ、手短に僕たちに君の経歴を教えてくれる?」と言われて、大学の専攻、前職での仕事内容、いつドイツに来たか等など短く伝えるところからスタート。

ちなみに、」今回話した相手はPR部門のリーダー2人(そう、人事ではないのです!実際に一緒に働く人です)。面接後、わたしはこの二人と話せて良かったなーと思ったのですが、どこに感動したかというと、彼らはとても正直なのです。このポジションに何のスキルが必要か、私に何が足りないか。そういうことを曖昧にするのではなく率直に言ってくれたのが、私はとても嬉しかった。例えば私が「その仕事の経験はありません」と答えると、すぐ顔がうーんと厳しくなる(笑)新卒で就活をしていた頃、面接で落とされた理由がわからないことで悶々としていた経験と比べると、今回は非常に全てがクリアでした。

話す中で早々に発覚したのは、今回のPraktikumには即戦力が求められているということ。PR部門はメンバーの1人か2人が育児休暇取得中らしく、人手不足なので、毎日幅広くお手伝いしてくれるような人がほしいとのこと。その即戦力というのは、まずPhotoshopをはじめとする画像編集ソフトが使えること、そしてSNSのコンテンツ作成に慣れているということ。私は見事にどちらもクリアしていませんでした。一応、募集要項にこの2つの条件も書いてあったものの、日常業務としてSNSのコンテンツマネジメント(=画像をかっこよくしてかっこいい文章と共にアップしたりする)がメインだということは全く分からなかった。PR経験は3年弱あるから結構相手の要望を満たしているかなーと思ったら、そうでもなかったのでした。今ソフト全然使えないけど、仕事をしながら勉強するやる気は十分あります!と答えたんだけども(この回答、超日本的だなと思いつつ)、相手としては部門に私を教育、育成する時間的余裕も無いので、既にスキルを習得済みの人が欲しいとのこと。私も私をサポートしてくれるような環境を求めていたので、結局双方にとって良いマッチングでは無かったようです。

 

そして、「SNSコンテンツを管理してもらうけど、仕事でInstagramはしたことあるよね?プライベートでもよく使うよね?」という質問も。SNSを仕事でそこまで本格的に運用したことはありません、プライベートでは使っていますが、と正直に答えました。

その瞬間、答えながら、そんなにSNSは好きじゃないんだけどなーと頭の中で思ったのです。PRを仕事にするならSNSは超必須な世の中、特に華やかな業界は言わずもがな。だから曖昧な義務感だけ感じていて、本当は大して関心が無かったんでしょう。それが分かったのは大きかった。

あとは、語学力について質問しましたが、そこに彼らは大きな関心が無いみたいでした。普通にドイツ語でコミュニケーションとれてるから思ったのかも。それより画像編集ソフトが使えないのは厳しいなーという雰囲気が圧倒的で「今後アート関連の仕事がしたいなら今からでも学んだほうが良いよ、学生でも出来る人は多いから。つまり簡単だってことさ!」と今後へのアドバイスまで頂きました(笑)

面接で判断するのは私自身、あくまで主体的に

今回の面接は私が相手に一方的に判断されるんじゃなくて、私が主体的にそこで働きたいか見極めて判断を下すのが大事。カウンセラーにそう強く言われていたので、途中で採用されなさそうな雰囲気を感じ取っても一応気持ちは大丈夫でした(もちろんちょっと凹んだけども)。

一緒に働く人は良さそうだけど、もし仮にこのポジションに採用されても編集ソフトが使いこなせるまで大変そうだし、即戦力が欲しいそうだから毎日なにかと忙しそうだな、そう自分で判断できたので良かったのです。あと、わたしを育成する余裕のある場所を探すべきということもわかりました。

情報に惑わされやすいわたし、ゆえに自分ベースで考える

ドイツでの就職や仕事の体験談はネット上に山程ありますが、私は極力見ないようにしています。というのも、一口にドイツで働くといっても、その人が経歴、語学力、性格含めどんな人なのかによって、その経験は全く変わってくるはずです。職場によっても環境は千差万別だろうし(ただし労働法など法律で決められている範囲に置いては一定の「常識」はあるのだろうと思います)、Praktikumにも今回のような即戦力を求めているものから、育成もしてくれる職場まであるはずです。日本語で検索すると更に検索結果は狭まって、特定の人の経験が、あたかもドイツ全土に当てはまるような気さえしてしまいます。

ドイツでは就職にせよ、生活にせよ、まだまだ不明点が多いけど、自分で行動してみて、自分の目で確かめて、一つずつクリアにしていければ全然OKなのです。どこかの誰かが何かを無理だと決めつけても、やってみなきゃ全く分からない。それはここ数年で、わたし自身が理解してきたことでした。

もし私が今迷路にいるのだとしたら、目の前の壁にえいとぶつかってみて「こうすれば壊れるの壁なんだなー」とか、「この壁の向こうにあんま興味なかったなー」と気づきを得たりするようなフェーズなのかなと思っています。

とか言いつつ、私も仙人のように人生を悠々と達観できる心の持ち主ではないので、普通に日々焦ったり凹んだりしております。でも、心の基本設定として、そういうフェーズなんだと思うようにしています。

今は就職より、学ぶ、実践できる場所がベターか?

わたしは過去のブログ記事で無理にキャリアをつなげなくてもいいとか提言してたくせに(下記)最近は前職のPR関連で仕事を探していました。言い訳をすると、何もかも新しいであろう環境の中でも「仕事内容をある程度理解している」という安心感があるし(ステイブルな安心感はブランニューな環境で生きている私にとってはやっぱり重要なのです)、また未経験の興味のある分野への橋渡しになってくれそうだったからです。

zweitesfruehstueck.hatenablog.com

しかし、今回WEB関連のPRに興味があまりない疑惑が浮上。PR関連という選択肢も残しつつ、ひとり作戦会議での議論の結果、即就職以外の道も検討すべきという結論に至りました。

例えば、金を貰いながら職業訓練を受けられるAusbildungや、実践的な勉強できる専門大学Fachhochschuleというのがドイツにはあって、その他にもいろいろと選択肢はありそうです。専攻について考えているものはいくつかあるのですが、またやや悩みが深いので(笑)、なにかしら方針が見えてきたらお伝えします。

余談ですが、最近古本屋のバイトする人が凄くカッコよく見えてます(ちょっと昔の書生みたいな感じが良い)あれって私もバイトできるのかなー。

そんなこんなで、私は元気です。日々なすことが刺激強すぎて、もっと楽に生きたいなとふと思ったりもします(笑)でも、こんな毎日も悪くないかもしれません。